仕立ての良い眼鏡を造るためには、製造に関わっていただいている多くの方ご協力があってこそ完成します。
今回スタートする特集:「仕立ての拘り」では、普段ではあまり表に出ることのない、
テイラーウィズリスペクトの眼鏡造りにとって欠かすことのできないスペシャリストの生の声をお届けします。
眼鏡にとって大切なこと。この答えを突き詰めていくと、機能と美観というシンプルな言葉にたどり着きました。わたしたちは、この二つの答えを突き詰めた眼鏡造りを”仕立て” の良い眼鏡と呼んでいます。
機能と美観、この二つの特徴をそれぞれに追求すると、お互いの良さを打ち消しあってしまう。見た目にこだわれば機能がないがしろにされ、機能ばかりにこだわると、今度はデザイン性が失われることになる。それぞれの良さを最大限生かすためには、常に様々な工程を見つめ直し、改善を加えながら作業を進めていきます。
フィティングのしやすさ、 掛け心地、眼鏡やパーツの耐久性、材質、寸法、製法、剥がれにくさ、傷つきにくさ、ワビサビ、アレルギーフリー、耐薬品性、耐光性など
造形の美しさ、遊び心、バランス感、色彩、肌馴染みのよい色選び、日本的繊細さ、ワビサビ、趣がある仕上げ、オリジナル性があるデザイン、艶やかさなど
仕立ての良い眼鏡を造る、それにはこの6つの工程を滞りなく進めなくてはなりません。そしてそれは製造に関わっていただいている多くの方ご協力があってこそ完成します。そこで今回からスタートする特集:「仕立ての拘り」では、普段 ではあまり表に出ることのない、テイラーウィズリスペクトの眼鏡造りにとって欠かすことのできないスペシャリストの 生の声をお届けしていこうと思います。
デザイン / 設計 / 製造 / 組立 /
表面処理 / フィッティング /
デジタル大辞泉 https://daijisen.jp
Masato Nomura
Satoshi Waki
野村勝人 / 株式会社美装ジャパン代表取締役社長
1966 年生まれ。趣味は読書や映画、音楽鑑賞。15歳で眼鏡業界に入る。
以来表面処理一筋40年。32歳の頃から20年間コーチを努めた地元バスケットボールのチームには、デザイナー脇の息子も在籍し指導した。
数々の有名アイウェアブランドのデザインを手掛けてきた脇聡が、2017年AWに発表しオリジナルアイウェアブランド。仕立て屋(tailor)という言葉を元に考案したブランド名TAYLOR WITH RESPECTには、制作に関わった全ての人へ敬意が込められている。
持ち主の体に合わせて丁寧に服を仕上げる仕立て屋のような、掛け心地がよくデザイン性の高いメガネ作りがテーマ。オールメイドインジャパンのフレーム